北小金駅南口東地区市街地再開発準備組合が推進し、野村不動産(株)と(株)長谷工コーポレーションが事業協力者として参画している「北小金駅南口東地区第一種市街地再開発事業」が、松戸市より都市計画決定の告示を受けました。
本計画はJR常磐線「北小金駅(千葉県松戸市)」の南口に位置する約0.9haの区域を対象とした事業。
同エリアは江戸時代から水戸街道の宿場町として栄えた「小金宿」に位置、駅周辺は神社や寺院などの文化・歴史的資源が数多く分布しています。
一方、区域内は狭隘道路(きょうあいどうろ=主に幅員4m未満の2項道路)や未接道により建て替え困難な建物、老朽化が進行した建物、低未利用地が散見され土地の高度利用が行なわれていない状況。
また、周辺に公園や広場がないことから、防災性や安全性・快適性の面でも課題を抱えています。
同事業では、地区内の基盤整備を進め、防災性の向上、オープンスペースの創出、快適な住環境の整備を行なうことを計画。
・1街区(建築面積1,500平方メートル、延床面積約2万500平方メートル)
・2街区(建築面積約1,200平方メートル、延床面積約9,400平方メートル)
を開発し、住宅(300戸)、商業施設を整備するほか、まちの憩いとなる広場(約1,000平方メートル)も設けます。
また隣接する「北小金駅南口地区第一種市街地再開発事業(施行済)」との連続性にも配慮されるようです。
2023年度に再開発組合(本組合)の設立認可、2024年度に権利変換計画認可、2025~2026年度に新築工事着手、2028年度に竣工となる予定。
常磐線沿線の再開発が次々と、松戸市隣接民としては沿線の活気が戻ることを期待しています。
株式会社アズワン_小林