東日本旅客鉄道(株)が、「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」のまちづくりの計画概要を発表しました。
同社が推進する品川開発プロジェクトの第1期、東京国際空港(羽田空港)に好アクセスという立地特性を生かした「Global Gateway」を開発コンセプトに、世界に新たなイノベーションを発信する場を創出。
総事業費は5,800億円。
開発物件は、「複合棟I(North・South)」、「複合棟II」、「住宅棟」、「文化創造棟」の5棟。JR「高輪ゲートウェイ」駅前に開発する「複合棟I」は、敷地面積約3万8,281平方メートル、延床面積約46万177平方メートル。
North棟が地上29階地下3階建て、South棟が地上30階地下3階建て、オフィス、ホテル、商業施設、カンファレンス等で構成。
South棟の高層階には首都圏初進出となるラグジュアリーホテルブランド「JWマリオット」が開業。
京浜急行「泉岳寺」駅に隣接する「複合棟II」は、敷地面積約1万4,996平方メートル、延床面積約20万8,164平方メートル、地上31階地下5階建てで、オフィス、商業、フィットネス、クリニック等で構成。
まちのレジリエンス向上のためエネルギーセンター(地域冷暖房施設)も備え、周辺エリアに環境性能の高いエネルギーを供給します。
「住宅棟」は、地上44階地下2階建て。低層部にはインターナショナルスクールを設け、エクスパッツ(外国人ビジネスワーカー)に対応した国際水準の高級賃貸住宅(約840戸)となります。
開発エリアの中核施設となる「文化創造棟」は、敷地面積約7,977平方メートル、延床面積約2万8,952平方メートル、地上6階地下3階建て。
ライブホールや展示室、多目的スペース等で構成し、分野やコミュニティを横断した多様なプレイヤーが共創し、新たな文化を発信する拠点に。
この特徴的な外装デザインは、建築家の隈研吾氏によるものです。
併せて、約6,500平方メートルの駅前広場のほか、水辺環境や植栽を整備したビオトープなど多様なオープンスペースも創出。
開業日は、複合棟Iおよび「高輪ゲートウェイ」駅周辺エリアが2024年度末、その他の棟が25年度中を予定されています。
街びらき、をもって新駅の本格的な稼働になりますね。楽しみ。
<元の記事はこちら>
https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220421_ho01.pdf
(株)アズワン_小林