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アドバイスの流儀

アドバイスの流儀

 

今日は、アドバイス、のお話。

ここでは、アドバイスする、ではなく、アドバイスを受ける、求める時のお話。

そうですね、主にお仕事の話として。

 

結論、自分で求め、貰ったアドバイスに関しては、「まずは」そのまま言われた通りやった方が絶対にいいと思います。

これ、私の30年弱の社会人、ビジネスパーソンとしての経験上では、長く実証され、実感しているセオリーです。

 

アドバイスを求める際に、大前提として自覚しておくべきこと。

それは、自身の考えや経験、身を置く環境に基づき、自身で判断し続けた結果いる位置が、そのアドバイスを求めるに至った今の自分だということ。

なんで、その時点より先の事の自分が困りごと、悩みごとを、これまでと全く同じ自分=手札や成分で判断し続けたら、うまく前に進まないはず。

だから、アドバイスを下さい、なんですよね?

 

で。

せっかくアドバイスもらったのに、「でもですね」「そうでしょうか」となんやかんや自分の判断を挟んでしまう。

これをすると大筋は状況は変わらない、っていう、言ってみたら当たり前の話です。

また自分の判断の結果、現時点でのループを繰り返すことになるぞ、ってね。

だから、自分からアドバイスを求める(た)時は、「まずは」言われた通りにやってみる、っていうのがセオリーです。

 

ここでの必要条件は?

そう、絶対に“外さない人”にアドバイスを求めることですね。笑

この人は外さない、っていう人をしっかり選んで、そこで言われたことが、例え納得できなくても、「まずは」丸々乗っかってみることをおすすめします。

別の言い方をすれば、得たアドバイスをアレンジするのが我慢できないのであれば、そもそもアドバイスなんて求めるのはやめましょう。

 

実はここには、抑えるべき別の重要な観点もあります。

それは、貰ったアドバイスをアレンジしちゃったら、基本的には、そのアドバイスをしてくれた人は、その後の協力はしてくれなくなると思っておいた方がいい、という点です。

 

私は、自分のアドバイス通りのことをする人に対しては、彼に下手なアドバイスはできない、と思います。

だから、アドバイス後の状況がとても気になりますし、必要なアフターケアもガンガンします。

「その後どう?」「ではこうしたらいいんじゃない?」って言うし、もっと言うと、彼がいないところで「彼頑張ってるんだよ?」って彼の宣伝までしちゃったりして。

要するに、アドバイスする“外さない人”って、やっぱり大半は、アドバイスした以上は、与えたアドバイスがうまく活きる事、事柄が好転することをきちんと考える人なんですよ。

じゃないと、アドバイザーの私としてのポイントが下がってしまうから。

 

つまり、貰ったアドバイスをアレンジしちゃうと、この、アドバイス後の“うまくいくためのアフターケア”を捨ててしまうことになります、ということなんです。

 

最後に、今日ここに綴(つづ)ったのは、

①“外さない人”に

②自分で求め、貰ったアドバイスは

③「まずは」そのまま乗っかる

というお話ですからね。

 

 

あ、それと対象は主に仕事。

ショッピングとか恋愛とかはこの限りではございません。(むしろ逆?)

 

株式会社アズワン_小林大祐