(株)ビットキーが、オートロックマンションにおけるスマートロックを用いた「置き配」の実証実験に参加した世帯を対象に行なった調査結果を発表しました。
実験が行なわれたのは、宅配ボックスが総戸数の約1割分設置されていた、東京都江東区の大規模分譲マンション。
期間は今年の7月19日から8月5日。
実験参加世帯98世帯のうち、期間中に対象荷物の置き配があり、アンケートの回答があった81世帯の回答を有効回答としています。
対面受け取り、宅配ボックスと比べた置き配の利便性について聞いたところ、「便利」(90.1%)が9割を超え「便利ではない」は7.4%。
今後も継続して置き配を利用したいかについては、「利用したい」が95.0%と多数を占めた。
継続したい理由を聞いたところ、1位は「再配達の手間が省ける」(89.6%)、以下、「宅配ボックスまで取りに行く手間が省ける」(80.5%)、「在宅していても応答できないことがあるため」(51.9%)と続いています。
置き配と宅配ボックスのどちらを使いたいかについては、「置き配」(86.0%)⇔「宅配ボックス」(7.5%)と、なんと大差に。
置き配を利用したい理由について聞いたところ、「かさばる・重たい荷物があるため」(86.0%)、「宅配ボックス満杯の場合、再配達依頼が必要なため」(11.0%)、「宅配ボックスに入らない荷物があるため」(3.0%)となっています。
個人的には、戸建て住宅に住んでいる私としても、非常に共感できるというか、当然だよね、というアンケート結果でした。
また、
・心配事として「雨風や外気温の影響による荷物へのダメージ」⇒冷蔵・冷凍のものを注文する機会が増えた。
・ 置き配時のインターホン呼び出し、63.0%が「不要」⇒インターホンが鳴ると飼い犬が吠えてしまう笑
に、そうそう、と大共感。
これでまた、宅配ボックス業界の方は、対応する新たな商品戦略を打ち出されるでしょう。
要するに、モノ、相手、方法、ラストワンマイルのセグメント競争、いや最終的には共創、だと思います。
株式会社アズワン_小林