仕事のスキルアップの方法
関係資格の取得。
経験の積層。
コミュニティの拡大、深耕。
全部正解なんですけど、それ、有る前提を踏まえた「次」のお話、二次手段なんですよね。
仕事のスキルアップをするためには、仕事そのもののサイズをアップする必要があります。
そのためには、サイが広がる分の「スペース」が必要。
仕事における「スペース」っていうのは、そう、時間の枠。
スケジュールの空き、っていうことです。
もし本当に自分の能力が上がっているとすると、必ず、その上がった能力に応じた仕事が入ってくるはずなんです。
少なくともその可能性は高い。
なのに、「スペース」つまりは時間の枠≒スケジュールがパンパンに埋まっていたら、その仕事が入ってくる、そのために必要な隙がない、っていうことになります。
せっかく自分には能力があり、応じた機会があったのに。
サラリーマン時代、周りの先輩や同僚、後輩共通して、そこそこ能力は持ち合わせているだろうに、おおよそ仕事のスケールが大きくならない人の共通点は、何か知らないけど、スケジュールを埋めてしまっている人。(転じて飲み会とか平気で遅れる人(笑))
忙しいことで安心している人、逆に言えばスペースを開けることを怖がる人、っていう事なんですけどね。
結論からいえば、その仕事である程度の経験や能力の水準に達した以降は、周囲からのオファーでスケジュールを埋めるってのは簡単なんですよ。
もう、シンプルにオファーを受ければいいので。
特にサラリーマンともなればならなおさら。
自身の今の立場や役割で舞い込んでくるオファーを全部受けて、忙しい、忙しいって言いながら、酔い笑い。
それはそれでいいんですけど、それでは「スペース」は生まれない、スケールは広がらない、故に本当の意味でスキルはアップしないんですよね。
逆に、今よりも大きなサイズの仕事をする、つまり今の仕事の側(がわ)一枚仕事を広げたり、新たな仕事=0→1を生む作業っていうのは非常に、非常に大変。
なにせ、そういう作業は成果が出ない時間帯が長いし、まぁ精神的にもかなり苦しいし、で、少なくとも相応の時間の枠≒スケジュールの空きは必要ということです。
有体(ありてい)のことですが、こと仕事においては、今よりもより高いスキルは、今よりもより高い、より大きな仕事によってもたらされます。
そのためにはやっぱり、相応の時間の枠≒スケジュールの空き、は不可欠。
考える時間、語る時間、聞く時間、学ぶ時間、迷い悩む時間や逆に何も考えない時間、、、
は必要、ってことなんです。
ライフワークバランス?
いやいや、多くの人は、今の自分のワークワークバランスから考えてみたら、とおもいますけど。
株式会社アズワン
小林大祐