スランプ、というものは、なかなかに苦しい。
短期のスランプ、長期のスランプ、、、なにをやってもうまくいかない。
特に苦しいのは、今まで当たり前のように出来た事や、実績をあげてきた分野でスランプにハマってしまったときですね。
必ずスランプを抜ける方法があるかといったら、ない。
スランプから抜ける瞬間はその時々で違い、抜けた後もなぜ抜けられたのかどうかわからないことの方が多いのです。
ただ一つだけわかっていることは、スランプにはまった時の苦しさは、“過去との比較”にある、ということ。
「あの時」が忘れられないから、今の自分が苦しく思える。
逆に言えば、スランプではまり込む瞬間とは、「あの時」に縛られている瞬間。
だとすれば、スランプを脱する方法って、「あの時」を忘れられるかどうかに尽きるのかもしれません。
成功した「あの時」を忘れる、、、つまり短期的に自分自身に対する期待値を下げることで、長期的には諦めないこと、その原動力につなげる。
「あの時」の成功を頂(いただき)として見ていたら、それははるかに遠く、到底頑張る気力は湧いてこないけど、足元を見ていればちょっとは前に進んでいるから、更にもうちょっとは頑張れる、みたいな。
昨日より今日はマシ、少しずつよくなっているよ、とちゃんと自分に話しかけてあげる。
“いま””ここ”にフォーカスして、“いま””ここ”にいる等身大の自分が全てだと思うようにしよう。
「今を生きる」ことが、スランプ脱却の足がかり。
すると、不思議と具体的に何をやるべきかが頭に浮かんでくる。
なにより、もう一回、ここから山に登ってみようという勇気が湧いてきました。
株式会社アズワン_小林