トヨタホーム(株)が、買取再販の新ブランド「SumCle(スムクル)」を立ち上げ、本格展開すると発表しました。
同社では、顧客のすべてのライフステージで住まいのサポートを提供する「循環型住宅システム」の構築を進めており、その一環として買取再販事業にも力を入れています。
新ブランド立ち上げによって対外的なアピールを強め、事業全体を強化していくのが狙いです。
これまでトヨタホーム(株)では、スムストック査定※を採用し、自社物件を中心に買い取りを進めてきました。
今後については、他社物件についても買取対象に。
買取対象は同社施工の戸建て・マンションおよび一般の戸建て・マンションの既存物件で、買い取った物件は同社グループでリフォームして付加価値を高め、さらに2年間の瑕疵保険を付保します。
これまでいわれてきた日本の住宅寿命の短さ&中古住宅の流通性の低さ、という状況は明らかにひっくり返っている状況ですからね。
先行中堅を押しのけるように、今後は大手各社が突っ込んでくるでしょうね。
※スムストックとは?
50年以上の長期点検制度・メンテナンスプログラムに基づいて計画的に点検・メンテナンスを行ない、一定以上の耐震性能、劣化基準をクリアした住宅のこと。
新築時の図面や今までの点検、修繕内容などの住宅履歴をしっかり残していくことで、中古住宅としての状態、価値を明確にすることが可能。
(自動車の「メンテナンスノート」を思い浮かべると、イメージしやすいかもしれません。)
株式会社アズワン_小林