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ハトとハヤブサ

ハトとハヤブサ

 

ある山の南側に住む人が、弱ったハトを助けました。

同じ山の北側に住む人は、弱ったハヤブサを助けました。

 

介抱の甲斐あり、ハトとハヤブサは回復。

ある日、同時に山に放たれます。

 

と、 

山の北側から放たれたばかりのハヤブサは、山の頂上で、山の南側から放たれたばかりのハトを狩って、食べてしまいます。

 

その光景を見て、ハヤブサが元気に野生に返った、これでもう心配ない、と喜んだのは、山の北側に住む人。

と、同じ光景を見た、山野南側に住む人は、せっかく助けたハトが、、、と悲しみました。

 

同じ出来事です。

デマでもない。

捏造でもない。

 

それでも全ての物事には、「複数の事実」がある。

見る人、感じる人、その数だけ、その人にとっての真実がある。

 

そういうお話。

今だからこそ、絶対に知っておかなくてはいけないお話です。 

 

株式会社アズワン_小林大祐