三井ホーム(株)の木造賃貸マンション「MOCXION(モクシオン) 四谷三丁目」(東京都新宿区)が竣工、現地見学会が開催されました。
「MOCXION(モクシオン) 四谷三丁目」は、地下鉄丸の内線「四谷三丁目」駅から徒歩7分、JR中央線「信濃町」駅から徒歩8分の立地。
延床面積593.58平方メートル、枠組壁工法(ツーバイフォー工法)の地上4階建ての耐火建築物です。(所有者は個人オーナー企業。)
全フロアの構造部材が木材で、その総利用量が154立方メートル。
炭素貯蔵量は108t-CO2で、スギの木(35年生)換算で約433本に相当。
BELS認証のZEH-M Orientedを取得し、一次エネルギー消費量を26%削減。耐火等級4(開口部以外)、劣化対策等級3も取得しています。
本開発地は、建物が密集するエリアで、斜線制限がかかっていおり、一部屋根を斜めにする必要があったため、高性能屋根断熱材「ダブルシールドパネル(DSP)」を採用することで、屋根までの空間を最大限活用。
天井が斜めの居室であっても、最大天井高を2,600mm確保し、ゆとりある空間となっています。
災害への備えとして、太陽光発電システム(9.8kW)や蓄電池(3.5kWh)も搭載。
また「まちの中の森を」イメージして、エントランスには竹のアート作品を展示したほか、鳥のさえずりのBGMを流している。
住戸は、間取りが1R~1LDK、専有面積が21.66~31.52平方メートル。インターネットが無料で、ペット飼育も可能。
賃料10万4,000~14万9,000円(約1万6,500円/坪)は、相場よりも1~2割高い設定で、今後、約半年をめどに満室にしたい考えです。
今後、同社の木造マンション「モクシオンシリーズ」は、「パークアクシス北千束 MOCXION」(東京都大田区)を8月に竣工予定のほか、大阪市旭区、川崎市多摩区等で開発を進めています。
木造ビル、マンション建築の流れ。
やっぱり都心=東京のコア(センター)での事業でこそ、迫力も注目も集まりますね。
株式会社アズワン_小林