三井不動産(株)、同社グループの(株)ShareTomorrowは、移動商業プラットフォーム「MIKKE!」において、事業開始1周年を機に新サービスを導入、出店エリアや出店店舗の業態を拡大すると発表しました。
これに併せて三井不動産グループロゴ「&」マークを付加した「&MIKKE!」に名称変更するとのことです。
同事業は、マンションや公園、オフィスなどの空きスペースと、車両を使った「移動する店舗」で出店したい事業者をマッチングするサービス。
出店者には「車両」「出店場所」「顧客情報」を提供、ユーザーには商業施設とEコマース以外の第3の販売チャネルとして、新たな購買体験を提供しています。
サービス開始から1年を迎え、出店場所は20物件・約50区画、出店店舗は累計約200店舗に拡大。
1日平均10~20店舗を出店しており、利用者数は約6万人にのぼり、LINEやInstagramのSNSを活用した顧客基盤も3万5,000人となっています。
なお、出店料の目安は、テナントによって異なりますが、「車両」+「出店場所」の14日間利用で27万円~。
今回、出店者向けの新たなサービスとして、場所貸しプラン「&MIKKE! SPOT」の導入を開始。
これまで「出店場所」と「車両」をセットで貸し出ししてきましたが、すでに車両を所有しているユーザーから、出店場所のみ借りたいという声が増加しており、そうした要望に応えるプランを用意したそうです。
出店エリアについては、当初は東京湾岸近接エリアに限っていましたが、直近は日比谷・京橋・日本橋から渋谷・飯田橋・阿佐ヶ谷など都内の主要エリアにも出店実績を増やしており、今後も拡大していく予定。
また、出店物件も従来のマンション・商業施設・オフィスなどから、駅前高架下・スーパーマーケット・観光地・介護付有料老人ホームなどバリエーションを拡張。
さらに、複数台の移動店舗を1ヵ所へ集めたイベント型の出店にも注力する方針です。
まさに都市開発事業者=大手デベロッパーにしかできない、ダイナミックな力(縄張り)を背景にした生活インフラサービス。
土地を開く、建物を建てる、にとどまらず、このような街と街の人びとを「活かす」力で、サービサー、消費者双方の新しい都市体験を提供して欲しいですね!
株式会社アズワン_小林