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二つの「問題」。

二つの「問題」。

 

その問題は、必ず、正解が存在します。

その問題は、提供されて、解くことが求められます。

 

この問題とは?

そう、「学校」のテスト、です。

 

一方で、

答えがあるかさえわからない、問題。

そもそも、自分で問い(課題)を立てることから始まる、問題。

 

それが「社会の問題」、私たちが日々問われ続ける問題です。

故に、学校で評価されるスキルと、社会で必要とされるスキルは違うんです。

というより正反対。

 

「学校」のテストで正解する力は、存在する正解を覚える力。

でもこれは、正解のない「社会」では、大した武器にはなりません。

むしろその武器を頼りにしすぎると、自分で問題を探し、向き合う力を奪うことさえあります。

 

学歴と収入の相関性、最新の研究結果では、IQや学歴が収入に与える影響はほぼゼロであることが判明しているそうです。

例えば、世界の億万長者には中卒や大学中退者が多い、と。

これは偶然ではないとすれば、中途半端に学歴がない人ほど、既存の型や常識にとらわれず、自分の頭で考え、リスクを恐れずに行動できる傾向があるからだと。

 

良い大学に入ること。

良い会社に入ること。

そこで会社や上司の指示に、確(しっか)り応える、答え続ける力。

誰かに決められた正解を、疑うことなく生きてしまう。

 

でもその問題の前提が変われば?

会社や上司、君に正解を求めてくる、その誰かが変われば?

社会が変われば?

時代が変われば?

当然、正解もまた姿を変える。

 

理解しよう。

ここは学校じゃない、社会、です。

良い大学に入る力では、良い会社に入る力では、君は「そこから」前には進めない。

 

正解があるかさえわからない。

それが「社会」、それが社会に生きる私たちの日々。

だから君が、自分自身で仮説を立てることからなんです。

 

もう誰かの正解に応える力は、そこそこでいいの。

それが、今の君です。

 

株式会社アズワン_小林大祐