信玄公、曰く
「人は城、人は石垣、人は堀。 情けは味方。仇は敵なり。」
要するに、「人」だと。
そして、その人を繋ぐのが、「縁(えん)」。
家族、仕事、日々の出来事。
いまある私の人生は、多くのご縁に導かれてきた結果だと思っています。
実際、私たちが誰と出会うのか、どんな仕事に就くのか、そこで何が起こるのかといったことは、ほぼ全て偶然によって決まるといっても過言ではありません。
コントロールできることもありますが、それはかなり小さな部分でしかなく、大部分がコントロールできないできない部分であると思っています。
「縁」だと思って素直に従ってみる。
逆に言うと、誰かと、何かと、うまくいかない場合は、単純に「縁」がなかっただけだと思って、スパッと諦める。
これ、結構重要。
入学できなかった学校。
就職したかった会社。
契約が結べなかったり、打ち切りになった仕事。
スケジュールが調整できずに断らざるを得なかったアポ。
親しく付き合うところまでは行かなかった人、仲たがいの末の別れ、などなど。
別に自分が悪いわけではない。
同時に相手が悪いわけでもない。
単に「縁」がなかった、それだけのこと。
私たちは、皆、自分の道を、自分自身で生きるしかない。
そして、他人を変えることはできないのですから。
故に、今あるご縁を、生まれるご縁こそを大切に。
ご縁で繋がる人は、自分の人生において、色々な形で、それこそ城、石垣、堀ともなりましょう。
株式会社アズワン_小林大祐