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今こそ、脱Tax on Tax!

今こそ、脱Tax on Tax!

月中の会社の経費精算。

とにかく今、このレシートを眺めるたびに何度も思うこと。

それは、、、

高い!

ガソリン!

ハイオかいな。苦笑

ウクライナで困窮の方々をおもえば、なんでしょうが、本当に改めて凄い価格です。

個人的には、ガソリン代が上昇するたびにイラっとするのが、ガソリンの「Tax on Tax(=二重課税)」問題でありまして。

ガソリン税がたっぷりと課されているガソリン価格に、さらに課される消費税。

ただでさえ、カーユーザーは自動車税や自動車重量税といった数々の税金を支払っていて、そのうえ、税金の塊であるガソリン代にも消費税が上乗せされるのですから、たまったものではありません。

これ、それこそ何度も何度も何度も!議論されてきましたが、結局現在も変わることはなく。。。

その理屈としては、

★ガソリン税と石油税の納税義務者は、石油会社である。

★消費税は、ガソリンを購入した消費者が納めるものである。

つまり、ガソリン価格に限らず、商品やサービスの販売価格を決める際には、企業が負担する他の租税、、、法人税、固定資産税もろもろ、、、の「税金コスト」を考慮して決められ、その商品にも消費税が課されるので、政府の見解によれば、ガソリン価格だけが特別なものではない、と聞かされてはきましたが、、、

そんなもんは屁理屈じゃい!

実際に負担するのはいずれも消費者なのです。

取りやすいところから取る、いや無理やり税の徴収という形で奪われてしまう。

そういう姿勢があけすけに見えるところも、個人的には許せない点です。

そもそも近年のガソリン価格高騰は、原油価格の高騰に端を発しています。

その大きな理由は、いうまでもなく地球温暖化防止対策として世界が脱炭素・脱石油に大きく舵を切ったことです。

産油国、産油業者としては、石油消費量の先行きが不透明ないま、石油採掘に対する投資を抑制していて、それが供給量不足を招き、結果として価格が上昇する。

そこへきてこのウクライナショック、なのですが、いずれにしても脱炭素・脱石油でカーボンニュートラルの流れから言えば、私が解説するまでもなく、ガソリン価格の上昇は将来にわたって構造的に不可避なものになっていくのではないでしょうか。

地球環境の保護という人類共通のテーマの元、さまざまな立場の人たちが自分の利益を追求していく、その一つの過程で、産油国や産油企業が自己防衛のために、投資抑制や減産に大きく舵を切り、結果、原油高を招くのだとしたら、ガソリン価格はこれからずっと上がり続け、もう下がることは永遠にないのかもしれません。

それが、これまで化石燃料に依存してきた私たちが受け入れなくてはいけないフリクションなのだとして、だからこそ、そういう時代背景を踏まえて、いまこそガソリン価格に関するさまざまな不利益項目、その筆頭として、特にこのガソリンの「Tax on Tax(=二重課税)」問題、まずはこいつを解決しなければいけないのでは?

、、、と社用車の経費精算をしながら思いをはせた日曜の夜でした。

ちなみにウチの社用車は、e-power車ですので、ここから先は、力のある人、偉い人、、、何卒お願い致します。

(株)アズワン_小林