いわゆる「仕事ができる」人。
同じく、いわゆる「商売が上手」な人。
二人の違いは、モノの言いよう?
いや、ではなく全く別の人。

「仕事ができる」人って、やるべき答えがあって、その道筋を、とても上手にたどることができる人。
その道筋っていうのは、すでに誰かが通った道。
その道をいかに速く、真っすぐ、歩くことができる人。

対して、「商売が上手」な人。
答えまでの道筋がないところに、道=勝ち筋を造ることができるような能力。
探りながら、前に進進みながら、最終的に答えにたどりつく、というより、一つの正解を導き出す人。

「勉強ができる人」と、「頭がいい人」の違いも、これと同じ理屈かもしれませんね。
「仕事ができる」けど、商売下手、乃至(ないし)その逆。
確かにこういう人って、この世の中にたくさんいるんです。
特に私のような起業家=野良の道にはしばしば出くわす。
勉強、でいえば、学歴高いけど、頭は良くないな、みたいな?
ただ勿論この二つが同居するスーパーマンもいます。
うまく平均値を取って、活躍している方もいます。
その上で、自己の欠く部分を、他者に補ってもらうパターンもあるでしょう。
だって、答えまでの道をたどるチカラ=「考え抜く」チカラ+「やり切る」チカラでもある、っていう意味では、重なる部分もあるので。
昨晩も話しましたが、要するに、君は今は焦らなくていい。
大事なのは二者択一にとらわれず、今の君の道を、君自身のチカラで辿り、進むこと。

株式会社アズワン_小林大祐