ここ近年、「中古の高級マンション市場」への仲介会社の参入が相次いでいます。
例えば、先日とあるマンションの買取再販(中古住宅を買い取り、リフォーム工事を実施した上で販売する事業形態)てお世話になった大京穴吹不動産さん。
彼らは、昨秋、高級マンションを専門に扱う「麻布レジデンスサロン」を港区麻布十番に開設しました。
港区を中心に、都心部に立地する1億円以上の中古マンションを中心に仲介を行うほか、買い取り再販では年間100戸の販売を目指すとおっしゃってました。
<公式Web>
高級マンションに照準を定めるのは、他でも仲介大手の野村不動産ソリューションズが昨春、高級マンション専門の仲介ブランド「レアリア」を立ち上げました。
<公式Web>
レアリアさんが麻布十番に出店した第1号店舗は、大京穴吹不動産の店舗から目と鼻の先!
現在の取扱物件は都心3区(千代田、中央、港区)が中心、覗いてみると面積も12㎡越えの中古マンションがメインで、平均価格は3億円強となっています。
不動産仲介各社の相次ぐ「中古の高級マンション市場」参入の背景には、同市場の拡大があるのでしょう。
先日のレインズ(東日本不動産流通機構)の発表によれば、東京都内で成約価格が1億円以上だった中古マンションの取引件数は、2021年4~6月に291件。
2016年からの、5年間でみると3倍以上に膨らんでいます。
<元データ>
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_2021.pdf
ここ数年の株高など堅調な資産価格を背景に、足元でも富裕層の購買意欲は旺盛。
確かに港区など都心部には、そもそも優良な中古マンションのストックが多いですし、そもそも好景気でも不景気でも流動性も高い商材だとおもいます。
で、この円安、ウクライナショック、原材料高、、、これらの乱数が、どう乱作用するやせざるや。
次号でもう少し追記。
(株)アズワン_小林