在宅勤務の労働生産性低下の危険。
怠ける<オーバーワークするリスクの回避。
やはり、在宅勤務で大切なことの一丁目一番地は、なんといっても“オンオフの切り替え“だと思います。
その第一歩として重要なことが「身支度」。
在宅勤務でも、毎朝、私のような男性であれば、洗顔をして歯を磨く、は当たり前のこととして、しっかりひげを剃り(女性であれば軽くお化粧する?)、オフの部屋着とは別の格好に着替える。
要するに最低限の身支度をして仕事を始めましょう、ということです。
これはどちらかといえば“怠け“の回避
そして、こちらのほうが私は大切だと思っていますが、仕事が終わったら、さっさとオフの部屋着に着替える。
仕事着を脱いでリラックス、つまり帰宅後の着替えと同じ「ケジメ」をするべきです。
通勤がないということは帰宅もないわけですから、着替えを境に、今日の仕事は終了、ということですね。
これはどちらかといえば“オーバーワーク”の回避。
私はこちらですね、重要視しているのは。
いずれにしても身支度をし、身支度を解くことで、気分にメリハリをつけ、仕事とプライベートの区切りをつけるべきです。
もちろん、いわゆるパジャマのまま仕事できるのが、在宅勤務のいいところでもあります。
しかし、それだと、きちんと仕事が始まらない、オンのモードに切り替わらない。
そして、逆に仕事終わり=オフの時間まで仕事に侵食され、ダラダラと長時間労働になってしまう。
パジャマのまま、は逆にオーバーワークを誘発する危険性がありませんか?
次におすすめすしたいのは、在宅勤務では、仕事を始める前に、「時間割を作る」こと。
学校では、曜日ごとに時間割が決まっていました。
勉強のカリキュラムももちろんですが、休み時間やお昼休み、放課後の課外活動まで。
在宅勤務でも、これに倣って時間割を作り、時間帯に合わせて、仕事の内容も調整するといいとおもいます。
例えば頭のスッキリしている午前中は、アウトプット中心の仕事として、ちょっと疲れの出る午後は打ち合わせ。
夕方は、頭を使わない締め切りに追われる作業をあえて詰め込むなど、もちろん相手がある予定はどうにも調整できませんが、時間割の組み方で、結構業務プロセスと成果をコントロールできます。
そして大事なことは、休憩時間、回数も予め決めておくこと。
それも、ただ仕事の手を止める予定を決める、だけではなく、どんな休憩効果を狙うかを明確にして予定します。
具体的なお話は次号。
(株)アズワン_小林