在宅勤務の労働生産性低下の危険。
怠ける<オーバーワークするリスクの回避。
オーバーワークリスクの一因として、在宅勤務はスキマ時間、つまりオフィスでは当たり前の職場内外での移動、雑談などで手を休めている時間など、実は仕事をしていない時間がない、と前々号に記しました。
逆に言えば、在宅勤務では休憩=隙間時間のマネジメントがとても重要、ということです。
私は、一日在宅勤務となる日は、とくに休みを取らずに長時間労働になりがちな午後、リフレッシュするためにコンビニに行き、おやつを買って食べるという時間をあらかじめ決めています。
または愛犬との散歩をコアタイム同士の繋ぎのタイミングに敢えて組み込む。
週に一度以上、短い昼寝をとる日も決めてあります。
飲み会やゴルフの予定などのやり取りのための会話、つまりプライベート以上仕事未満の相手と内容の電話やラインをするための時間も決めてありますが、この時間は、オフィスでの雑談タイムに相当する訳です。
今後は、運動不足解消に資する時間も、時間割に組み入れるつもりです。
子供のころの時間割でいうと「体育」ということになるんでしょう。
体育は、授業というより休み時間みたいなものでしたから。笑
前号で記した、休憩時間、回数を、ただ仕事の手を止める予定として決めるだけではなく、どんな休憩効果を狙うかを明確にして予定するとは、こういった工夫の事のことです。
もちろん在宅勤務では、仕事をする「場所を変える」のも、生産性を保つために有効な打ち手です。
在宅勤務と呼ばれていても、在宅である必要はありません。
ネットにつながったパソコンさえあれば仕事はできるのだから、ずっと家にいる必要はない。
カフェや公園、時には旅行先で仕事をすることだって可能です。
旅行しながら働く新しい働き方、ワーケーションは、今日本でも随分広がっていますが、私もぜひチャレンジしてみたいです。
とにかく同じ所で仕事をし続けるより生産性が上がるのなら、適度に場所を変えることはぜひ検討すべきだと思います。
私の場合は、クライアント様の現場の移動途中でコワーキングスペースを利用するというのがルーチンになっていますが、終日在宅の場合は、確実に仕事の効率が下がる午後は、あえて場所を変えています。
自宅の中でも場所を変えています。
仕事部屋、リビング、それから最近購入した庭のガーデンチェアでなど、ちょっとした移動で気分=頭とての回転は変わります。
場所や環境が変わり、応じて自分の姿勢と気分が変化することは、全て生産性向上につながるわけではないかもしれませんが、気分がリセットされるのは事実です。
「身支度」
「時間割を作る(隙間時間のマネジメント)」
「場所を変える」
在宅勤務においては、自分で時間を管理し、最大限のパフォーマンスが出せる最適な工夫を試行錯誤していくことが求められます。
様は、仕事の時間を短く区切る(与えられた時間を短く制限する)、その境界線を強く(明確に)引くことです。
これは、“怠け“の回避、もっと重要な効果として、“オーバーワーク”を避けることであり、結果的に労働生産性の向上に繋がります。
皆さんの在宅勤務のコツがあれば、是非教えてください。
株式会社アズワン_小林