大和リビング（株）とD.U-NET（株）が、無人航空機（ドローン）を活用した高所メンテナンスサービスを開始しました。
住宅の性能を維持するためには、建物外部や内部、設備等を定期的にメンテナンスは必須。
そのうち屋根の点検・保守については足場の架設が必要であることに加え、作業員の負担増加や事故発生等のリスクが伴います。
そうした中、2022年の航空法改正に伴い、ドローンによる有人地帯での目視外飛行屋自律飛行が可能となり、大和リビングで管理する約61万戸の賃貸住宅においてドローンを活用した高所メンテナンスサービスを開始することにした、という経緯です。
まずは建物屋根部の汚れ・割れ・錆の確認の他、屋根の雨樋の排水状況の確認、目視で確認できない屋根板や太陽光パネル内部状況の赤外線カメラでの確認を実施。
そしてさらに、雨樋部のごみの吸引や屋根全体の洗浄作業も提供する、というここが注目ポイントです。
尚、同サービスは賃貸住宅向けのIoTソリューションを提案する（株）ギガプライズと、ドローンによる洗浄システムの特許を保有する（株）Fligft PILOTの技術を利用し、展開していくそうです。
まさにイノベーションは、既存技術の組み合わせ。
一度実地をぜひ見に行きたいですね。
株式会社アズワン_小林