大東建託(株)は、(株)スノーピークと「野遊び賃貸プロジェクト」を開始したと発表しました。
これは本プロジェクトは、「防災に強い賃貸住宅」を目指す大東建託と、「野遊びができる家。」を提案するスノーピークが、互いの理念や取り組みに共感したところからスタートした、「賃貸×野遊び×防災」をテーマとした地域コミュニティをプロデュースする取り組みです。
両社が協業し、ゲストハウス、防災グッズやアウトドアグッズを販売するショップ等を備える「野遊び」を取り入れた拠点BOUSAI賃貸住宅「nonoka(野の家)シェアフィールド」の「野の家」を開発。
外と内の境界線をあいまいにし、シームレスにすることで家にいながらも自然が感じられる賃貸住宅を中心に、住民同士のコミュニケーションを育む焚き火ラウンジ、住民以外も利用できる住箱などのゲストハウス、防災グッズやアウトドアグッズの販売を行うショップの設置なども予定しています。
さらに住民に向けた「野遊び」を通じた防災訓練の実施なども行う予定で、自然の中で遊ぶ「野遊び」や、地歴や地域の言い伝え等を遊びながら学ぶ活動等を行なうことで、災害時の対応能力や防災意識等を醸成、コミュニティの創出につなげるそうです。
同プロジェクトでは拠点開発に向けて、地域防災や地方創生に取り組むオーナー(個人・法人・行政問わず)および事業パートナーを募集。
2023年に1弾目の拠点を開設し、さまざまなサービスのトライアルを開始、2025年に2段目の拠点を開設したのち、2027年以降全国展開する計画だそうです。
毎日がちょっとアウトドアが、いざのときのサバイバルに、とは一足飛びにはいかないけど、いずれにしても、新しい備えと、多様な土地利用の在り方、付加価値の提言としては、不動産業界マンとしては注目したいニュースでした。
株式会社アズワン_小林