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宴会幹事のススメ

宴会幹事のススメ

 

今年の年末もよく飲みました。笑

 

そうそう。

「飲み会」、といえば、若い君に一言。

 

四半期に1度でいい、君の会社のメンバーや、プライベートの友人、部活や所属していたコミュニティのOBでもいいので、15人、20人規模の「飲み会」を、自ら企画・運営することを勧めます。

5人や10人程度ではだめ、容易に成功してしまう。

15人、できれば20人以上の規模。

参加者一人ひとりの要望や都合の調整も難しく、予期せぬトラブルが発生しやすくなる規模。

 

この“少し大きめ“の規模の「飲み会」を段取り、仕切ることで、一つのことを成し遂げるためにどれだけ多くの作業が発生するかを実感できるはず。

 

ここからは、私の「飲み会」の段取り経験から得られた気づき。

 

先ず例えば一つ目。

人がいかに「他責思考」であるかを知ることができます。

大半の人は、学校や会社など、自分以外の誰か他人が用意した環境(レール)の上にいる人なんだ、と。

その上、その与えられた環境(レール)の不満を述べているだけなんだと。

 

二つ目は、そうね。

その飲み会の参加者からの様々な要望、例えば「あの人と話したかったのに席が遠かった」「食事はこっちのコースの方が良かった」等々に対応する中で、自分が今までいかに他者に対して、無自覚に「わがまま」を言っていたかを自覚できます。

 

さらに三つ目をあげれば。

「当たり前を当たり前にする」ことが、いかに大変であるかを身をもって理解できます。

会社に出勤すれば、自分の席や電話が用意されていること、働きやすいように空調が整えられていること、トイレが常に清潔であること、、、

自分の日常の「当たり前」は、自分以外の誰かの準備や労働によって成り立っていることを痛感します。

 

おおげさ?いやいや、これホント。

ここにあげた3つ以外にも色々と気づかされますよ。

 
そして醸成されるのは、他者への感謝の念。

自分の日常や環境が、目に見えない多くの人々に支えられて成立していると認識することで、他者への感謝の気持ちが自然と生まれます。

自ら苦労した経験がある人は、他人の仕事や立場を尊重し、軽々しい批判をしなくなる。

 

逆に、そこそこの規模の「飲み会」に、いつも参加はするが、企画はしない、段取りはしない、仕切らない、人。

主催者としての苦労を経験しないまま40代、50代になった人って、いつまでたっても「飲み会」の幹事の苦労を理解できない人。

店にクレームを言ったり、幹事の仕事を軽んじたり、、、自分の経験がないものだから、「飲み会」の当たり前を、「簡単そうだ」と無責任な批判をしやすい人。

 

さて、ここまで綴った「飲み会」、を「仕事」や「プロジェクト」というワードに変えれば、ね?

 
だからもう一度、若い君に、一言。

四半期に1度でいい、15人、20人規模の「飲み会」を、自ら企画・運営することを勧めます。

 

株式会社アズワン_小林大祐