東京都が「渋谷二丁目西地区市街地再開発組合」の設立を認可しました。
同事業は、渋谷駅の東側、JRおよび東京メトロ「渋谷」駅に近接。
地区面積は、約2.3ha。東京建物(株)が地権者および事業協力者として参画します。
「渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業」は、宮益坂と青山通りに挟まれたA街区(敷地面積約1,700平方メートル)と青山通りの東側のB街区(同約1万2,800平方メートル)で構成。
A街区は、地上5階地下1階建て、高さ約44mの商業施設棟に。
B街区は、地上41階地下4階建て、高さ約208mのオフィスビルとなり、事務所・店舗・ホテル等が整備。
尚、「渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業」はこのA街区+B街区ですが、六本木通り沿いに、任意の共同建て替え事業=C街区が開発。
C街区は地上41階、地下2階、高さ約175mのタワーマンションとなり、一部は外国人ビジネスワーカー等の中長期滞在の需要を満たす、国際水準の居住施設(国家戦略住宅、賃貸住宅、約12,000㎡)も整備される予定です。
このA・B・C街区一体の開発プロジェクトを、東京建物は「Shibuya REGENERATION Project」として推進をしているわけです。
施設では、空港リムジンバスや地方都市への高速乗合バスを受け入れるバスターミナルの整備によって、渋谷の広域交通機能を強化。
また歩行者ネットワーク整備や道路環境改善、にぎわいと憩いの核となる広場空間の創出などの都市基盤整備により、渋谷駅東口エリアのまちの回遊性向上を図ります。
街づくりOSETIYA全体で、次世代イノベーションの創出に資する人材育成拠点を整備。
ビジネス・観光での短期滞在ニーズを満たす国際水準の宿泊施設の整備を行ない、国際競争力に資する多様な都市機能が融合した複合市街地を形成。
また、帰宅困難者の一時滞在施設も整備。自立・分散型エネルギーシステムの導入による防災対応力の強化、建物の省エネルギー化等の取組による環境負荷低減を図る、とのことです。
来年2024年度に権利変換計画認可、2025年度に着工、建物竣工は2029年度の予定。
いよいよ渋谷の最終形、その東ウィングの全容が姿を現します。
株式会社アズワン_小林