東急(株)が、機能特化型個室シェアサービス「roobby(ルービー)」の初弾で、フィットネスジムに特化した「roobby-fit 雪が谷大塚」(東京都大田区)をテストオープン、報道陣に公開しました。
テレワークの浸透で “おうち時間”が増え、自宅に趣味の空間を持ちたいというニーズが高まっているものの、部屋の広さ・構造・費用などの問題から断念するケースが少なくありません。
そこで同社は、沿線で保有する自社物件のうち、再開発区域内に位置し契約期間が短い、狭小・築古・日当たりが悪いなどを理由にリーシングに苦戦している未利用物件を活用、機能特化型個室シェアサービス「roobby(ルービー)」と銘打ち、沿線住民が思い思いに趣味の活動を楽しめるシェア型個室を展開します。
第一業態となる「roobby-fit 雪が谷大塚」は、東急池上線「雪が谷大塚」駅直結のビル3階に位置。
従前の内装をできる限り生かすことで改修費を抑え、マルチマシン、腹筋ベンチ、ダンベル等を完備した「トレーニングルーム」(2室)をはじめ、ランニングマシンと大画面テレビを備えた「ランニングルーム」(2室)、バイク2台とテレビの「バイクルーム」(1室)、大型鏡と音響機器を設けた「スタジオ」(2室)など、さまざまなコンセプトの個室が整備されています。
同サービスを企画した同社フューチャー・デザイン・ラボは、「既存のフィットネスジムはベンチプレス等の人気の器具に利用者が集中し、利用できないことが多い。他人の目が気になる、月額料金と利用回数が合わない、といった課題もあった。当施設は、人気のマシンを中心に取り揃え、思う存分トレーニングに集中できる空間を用意した。柔軟な料金体系でいつでも好きな時間に利用できるようにしている。コロナ禍で一度ジムを退会したライトユーザー層を中心に取り込んでいきたい。」と抱負を語っています。
ちなみに「roobby-fit 雪が谷大塚」は、24時間営業、複数人での利用も可となっており、料金は従量課金制で30分当たり200~1,210円。
LINE公式アカウントを通じて、会員登録・予約・決済・利用が可能です。
東急(株)は、同施設の利用状況等を踏まえ、「ジオラマ」「シアター」「キッズスペース」といった別業態についても検討、東急線沿線を中心に店舗の拡充を進める方針です。
昨今の賃貸住宅の空室対策は、観光(宿泊)施設活用、シェアハウス活用、そしてこのようなイベントスペース活用などいろいろな打ち手が出てきてますよね。
法的な手続きや許可をクリアして、保持する経費や管理費用をうまくペイできる「繋ぎの施策」を積極的に試していくべきだと思います。
株式会社アズワン_小林