サラリーマンを経て起業して割とすぐ、強く自覚したことの一つに、自身が「決断する」ということに不慣れなんだ、という点がありました。
こんなにも「決断」する経験が不足していたのか、と。

これでもサラリーマン時代は、自分は「決断」ができる、事実たくさんの「決断」をしている(してきた)、と思っていたんですけどね。
あの頃私がしていたのは、あくまで“合理的判断”。
「決断」とは異なるんですよね。
大概のサラリーマンの意思決定って、合理的判断でしかないんですよね。
それもほとんどが合議制の中での一部分の役割。
データで見ればそれはそうだよね、ってのは合理的判断(選択)の話です。

一応調べるだけ調べた。
けど、結局はうまくいくかわかんない仕事(局面)です。
なんだけど、撤退ライン決めて、GOサイン、後はうまくいくように頑張ります!
っていうのが「決断」。
〇も×も、要は、皆が決めききれないことを決めるのが「決断」。
「決断」する役割を負うのがトップ。
トップマネージメント=「決断」ってことです。
決めないリーダーはいる意味がないって、そりゃそうだ、起業してからは心から腹落ち。

サラリーマン時代重ねてきた、「統計では」「前例は」「他社は」等々。
その情報を調べて何になるんだっていう日々が、起業、経営のリアルな決断の日々だということでございます。
株式会社アズワン_小林大祐