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現状維持の引力

現状維持の引力

「あなたは、最も一緒に過ごす時間が長い5人の平均になる」

これは、どこぞの起業家が唱えた、有名な法則です。

 

あなたの年収やキャリア志向、はたまた家族観や健康状態、そして思考や判断パターンまでもが、周囲の環境によって決まってしまう。

この“基準の伝染”によって、あなたの日々の行動は、無意識に支配されます。

 

例えば、今、あなたが

「今の時代、副業で月10万円稼ぐのは当たり前だよね。」

というコミュニティの一員であれば、あなたは「自分はどんな副業をしようか」と自然と目標に向かって動き出します。

 

一方で、勤める会社の同僚が口々に

「うちの会社で副業なんてムリムリ、今の仕事で手一杯じゃん。」

と冷笑する職場に身を置けば、脳には現状維持こそが「正解」であると深く刷り込まれてしまいます。

 

特に気をつけなければいけないのが、40-50代。

新しい挑戦を志す40-50代にとって、最大の壁となるのが、周囲からのブレーキ。

すなわち「現状維持の引力」です。

 

例に挙げた副業だけでなく、転職や起業、諸々あなたの「思うところ」を、あなたの周囲の人に相談したとします。

家族は勿論のこと、友人や同僚、普段は尊敬できる先輩たちまで、口を揃えてこういうはずです。

「“今さら”遅いよ」

「“今は”難しい」

「“今のままでも”十分だ」

現状維持、現状維持、そう現状維持こそ、と。

 

彼らの発言は、決して悪意からではありません。

あなたが変化することで、自分の変化の必要性に気づかされたくないだけ。

自分たちが置いていかれる不安を感じ、無意識に引き戻そうとする本能的な反応、本人も気づいていない「現状維持の引力」なのです。

 

まず、この「現状維持の引力」、その存在を自覚すること。

それが、「現状維持」の服を着た「知らぬ間の後退」を脱出し、”自身の理想の状態を当たり前”とするための絶対条件です。

 

 

冒頭の言葉を思い出してください。

最も一緒に過ごす時間が長い5人の平均が、今のあなたの基準値になる。

 

もしあなたが今の自分と先々の人生を変えたいと思うのならば、「俺は変わるぞー!」なんていう意志力で頑張るのは得策ではありません。

あなたを取り巻く「現状維持の引力」は、生半可な意志の力よりも強力だからです。

 

「現状維持の引力」から逃れる方法は一つです。

それは、あなたの理想を「当たり前」としている集団の中に飛び込むこと、です。

 

あなたの理想を、あたり前に、平然と日常としている人。

自身の理想を追う日々を日常としている人。

そういう人の近くにいる、自分の時間を増やすことです。

彼らの引力こそが、あなたを「現状維持の引力」から解放してくれます。

その方が、つたないあなたの意志の力なんぞに頼るよりも、はるかに早く、かつ確実に変化できるのです。

 

あなた自身が「一番の未熟者」になれる場所を見つけましょう。

あなたの理想を、自分よりはるかに高い基準を「当たり前」としている人達、彼らとのコミュニティに身を置きましょう。

夢追う起業家が、道は違えど同じ挑戦を続けている起業家同士でコミュニティを形成しがちなのも、こういう理屈です。

 

株式会社アズワン_小林大祐