努力を重ねることで、パフォーマンスを向上させることを常とする人。
小さな努力を積み重ねること、それこそが成果を生むと信じている。
事実、そうやってことを為す人がいます。
彼らは、自らの課題を努力の世界観で捉える。
その幅も、しっかり広い。
言ってみれば、何事も「為せば成る」「やればできる」の世界観。

対して、自分に適した環境(フィールド)を見つけ、そこで自身が持つ才能を活かすことが成功する方法、とする人。
先ずは努力、何でも努力、、、いやそうじゃない。
自分の得意な分野、環境を見つけ、そこに身を投じることが重要。
そうすることで、“下手な努力”以上の成果を得ることができる。
何事をやるにせよ、自分の才能を生かせる環境に身を置くことこそが鍵、の理。

努力ルートか?
環境(フィールド)ルートか?
結論、どちらも理で、優先順位はない。
双方に必要な観点です。
にもかかわらず、昨今の風潮、過剰に「環境(フィールド)探し」に話が流れているような気がしませんか?
現実的には、自分に100%マッチする環境(フィールド)に身を置き続けるのは難しい。
アンマッチであっても、与えられた条件下で成果を上げるには、多かれ少なかれ一定の努力を重ねる必要がある。
それは環境(フィールド)次第だ、という。
なら、少なくともその環境(フィールド)を見つける、たどり着くための努力は、これで十分だろうか。
私という素材を生かせる場所、「適所」はどこ?
これも大事。
一方で、今この場所にふさわしく、私が「適材」になるにはどうすればいい?
これも必要。
どちらからのアプローチでもない。
いずれも併せて「適材適所」というのです。

誤解なく言えば、実は努力なくして環境(フィールド)は、絶対に手に入りません。
それも併せて、彼に言ってあげたらいいのに。。。
株式会社アズワン_小林大祐