「ダイヤモンドとは、圧力に耐えて改良された石炭である。」
ユダヤ人米国外交官のヘンリー・キッシンジャーの言葉だったか。
一日本人としては、嫌いな奴だけど。苦笑
今のサラリーマン、正社員の状況、、、就職、転職、副業事情が劇的に変わったから、実際に「もうこの会社辞めちゃおう」って若い人は増えています。
選択肢が増えてるし、SNSなんかも当たり前のインフラだから、とにかく昔よりもいろんな情報が毎日入ってくる。
テレビにしたって転職のCMばっかり。消費者金融と。笑
だから、今の仕事辞めてもいい、かというか、それが当然、やめてもなんとかなる時代なんじゃないかっていう思考の人たち、特にそう考える若者が増えているんでしょう。
それは、それでいいと思います。
トレンドはそうでいい。
けど、このこともはっきり言っておきたい。
自分で働くこと自体に向き合って、考えて、業界や会社のことある程度調べて、面接頑張って、入ったんだからその会社。
そこ簡単に辞めるんだったら、きっと次も辞めるよ、君は。
いっそ起業する、フリーランスの道を選ぶ。
これ、今度は全部自分で責任を負わないといけないじゃない?
ってなった時に、仕事のやり方もわからない、責任の追い方もわからないじゃ通用しない訳で、そのための勉強と経験の場所が、今君がいる会社という場所。
言ってみれば金魚鉢?水槽?生け簀?
大きさ違えど、要は、おいそれと外敵に襲われることはなく、餌が与えられるその環境が、会社という場所でね。
先ずは外洋に出る前に、その恵まれた環境で、得るべき、鍛えるべき、時間と経験を十分重ねたかい?
「多少の」理不尽、「100%は」納得のいかない職場での日々。
でもね、どこだって一緒よ。
社会も会社も、君をとりまく環境は、常に不完全であり、だから不安なんてずっとまとわりつくんだから。
まずは、自分で自分の置かれている環境に対する解釈を変えるでも、自分の成長のために状況を変えるでも、なんかしら「今の場所で」自分でアクション起こしてからじゃない?
「次の場所」はそれからでも遅くない、全然。
転職したって、フリーになったって、ましてや起業したって、同じ。
要するに、完璧な場所、環境なんてない。
特に、今の君のような人には、ない。
あ、これは20代中盤の君にだから話していることね。
若いうちに仕事の圧力から逃げ続けて、晩年只の炭となって朽ちるシニア達は、きっと早晩別の意味で居場所を失うから、逆に動いたほうがいいです。苦笑
株式会社アズワン_小林