積水ハウス（株）が、分譲マンション「グランドメゾン溝の口の杜」（川崎市高津区、総戸数123戸）で採用した顔認証システム等を報道陣に公開しました。
同マンションは、東急田園都市線「高津」駅徒歩10分、JR南武線「武蔵溝ノ口」駅徒歩11分、東急田園都市線「溝の口」駅徒歩12分の立地。敷地面積4,731.30平方メートル、延床面積1万1,252.84平方メートル、鉄筋コンクリート造地上6階建て。
今回同社は、日本電気（株）（NEC）の顔認証システムを初めて採用。
利便性を高めるために、共用部のエントランスだけでなく、各住戸の玄関にも採用したのがトピック。
同システムは、すでに他社の集合住宅で採用されているが、住戸玄関にまで採用した事例は初だそうです。
事前に専用アプリ（スマートフォン等のカメラ）を用いて顔を登録すると、自動で認証される。
また、家族以外にもゲストを登録することが可能で、その場合、解錠可能な時間帯や立ち入りエリアを指定することができる仕組みです。
一方で、登録者が玄関等を通過すると、アプリを通じて通知が送られる仕組みも搭載し、安全性を高めています。
このシステムを応用し、同物件では、ウォーターサーバー提供会社と連携し、ボトルの置き配サービスを実施するほか、宅配事業者や飲料メーカーと共に、同システムを用いた宅配便の置き配、自動販売機の設置などの検証も予定しているそうです。
なお、玄関横には置き配に指定した物を格納できる収納スペースも設けられています。
かつて閉ざす＝セキュリティのためにいきついたテクノロジーを、今は再び開放する、有機的につなぐために開発活用されていくわけです。
オートロック有、なんていう条件を付して部屋を選んでいた、平成初期の時代が懐かしいかぎりです。
どんどん行きましょう！
株式会社アズワン_小林