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路面店舗?空中店舗?

路面店舗?空中店舗?

(株)アズワン起業の際にも検討に検討をした、店舗出店、とりわけ「路面店舗」か?「(2階以上に位置する)空中店舗」か?

一般的に集客には不利?

一方、路面店舗の需要は高く、お金もかかりいう状況もあり?

その特性を考えてみましょう。

要するに「空中店舗」は「路面店舗」よりも不利なのか?

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「空中店舗」と「路面店舗」で最も差が現れる部分は、店舗自体が持つ集客力です。

路面店舗は道路通行中の人の目線でごく自然に認知され、店頭ディスプレイによって興味を引くことで、直接集客力を高める効果につながります。

一方、空中店舗は通行人の自然な目線の中にはないので、まず店舗の存在が認知される手だてを施す必要があります。

側面に備え付けられた看板だけでは集客施策としては不十分ですので、路面店に比べると集客のための広告宣伝にかかる負担が大きくなります。

では、空中店舗の弱点をカバーするための、条件の良い店舗選びと、顧客誘引のための工夫とは?

(1)自分の店舗について考えるだけでなく、建物そのものに人が入りやすい物件を選ぶ。(エレベーターがないために入店を取りやめる人もいます。)

(2)ビルの入り口付近に人目につく看板やフライヤーを設置をして通行客の注意を引く。(同じビルのテナントがどんな方法で顧客を呼び込んでいるかに注目。)

(3)道路から見上げて、店内の様子(雰囲気)を想像させる。(期待感を持ってもらう。)

(4)なんといってもWeb 、SNS、口コミサイトなどを利用した集客活動への傾注。(店舗そのものの魅力を伝えられるようなデジタル戦略。)

等々、が王道でしょうね。想像通り、奇策はありません。

その上で考えれば、1階の「路面店舗」に比べ、「空中店舗」は賃料設定が(かなり)安い。

賃料は経費の大きな割合を占めますから、それを圧縮できれば、浮いた分でメニューやサービスの充実を図るとか、販売価格を下げて競合する路面店舗に対して競争力を高めることもできます。

広告宣伝費の増額も考えられますよね。

他にも、「空中店舗」故の解放感、窓からの眺望に魅力が出る場合もあったり、人の往来がある多い「路面店舗」よりも喧騒から離れることが出来る、など「空中店舗」ならではの空間を演出するということも可能になります。

このバランスを、考えて、そして時々のいい物件との巡り会い、縁、なにより経営者としての直感も頼りにして判断してみましょう。

いずれにしても、答えは現場ですから、「空中店舗」「路面店舗」に関わらず、朝昼晩の現場に足を運ぶことをお忘れなく!

as one_小林