宅配ボックスや宅配ロッカーの開発等を手掛ける(株)フルタイムシステムが、顔認証プラットフォームを展開するDXYZ(株)との業務提携を発表しました。
二社は協業して、顔認証機能を宅配ボックスに内蔵したサービスを展開します。
DXYZが手掛ける顔認証プラットフォーム「FreeiD(フリード)」は、多種多様な顔認証AIエンジンと連携可能。
既に集合住宅のエントランスや各住戸のカギ、メールボックスといった住宅関連設備だけでなく、オフィスやテーマパークにおける入退チェック等にも利用されています。
1度「FreeiD」に顔を登録することで、さまざまな顔認証サービスが利用可能。
今回、フルタイムシステムが提供する宅配ボックスが、この「FreeiDと連携」することで、入居者が顔認証のみで宅配ボックスを利用できる環境を構築したわけです。
スマホアプリから登録した顔を、顔認証IDとしてクラウド上で管理し、オフィスやマンションの入退室管理から交通系決済や買い物などの代金決済まで、さまざまな場面で利用できるようにすることを目指している「FreeiD」ですが、利便性やセキュリティは概ね高い評価を得てますね。
本件もそうですが、顔認証によってカードやキーを持ち歩く必要がなくなったり、スムーズに入退室や決済ができたりと、顧客の利便性や満足度を高めているようで。
一方で、「FreeiD」のサービス範囲や提携先がまだ限られていることも事実ですが。
置き配サービス開始から約4年、新しい時代における「置き配」の利用率とサービス拡大と、宅配ボックスの新機能のせめぎあい。
個人的には、VS構造じゃなくて、協業の可能性が高い分野だと思いますので、さらに二つのソリューションが拡大することを望みます。
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株式会社アズワン_小林