大和ライフネクスト(株)が、「孤立死対応マニュアル マンション管理会社版」を公開しました。
自社マニュアルを他社や他社管理物件でも活用できるよう、同社ウェブサイト上で一般公開しています。
同社の専属研究機関であるマンションみらい価値研究所は、2021年7月、同社に勤務する管理員およびフロント担当者約1,700人を対象に調査を実施。その結果、約11%が孤立死の対応をしたことが「ある」と回答。
その中の4割が「最初に居住者の異変に気付いた」ということながら、対応をしたことがあると回答した管理員から「どう動けばいいかわからなかった」「準備や心構えができていればよかった」などといった声も多数上がっていたそうです。
そこで同社では、アンケートをもとに、孤立死の未然防止や発生後の対応など、日常の管理業務でのポイントから事後の行動についてまとめ、マニュアル化しました。
当初は社内資料としていたが、問題の重さを鑑み一般公開に踏み切った、というのが今回の経緯。
孤立死を未然に防ぐポイントや、発生した際の早期発見のポイント・対応方法について具体案を提示したほか、実際に孤立死対応を経験した管理員のコメントも多数盛り込まれています。
また、管理組合への提案や相続など、各種手続きの流れについても図版を使って解説しています。
これ、管理業に従事する皆さんは、個人で御一読はもちろんのこと、会社や受発注会社先と共に読み合わせの上、一度この問題について議論してみるのもいいですね。
株式会社アズワン_小林