国際的な総合不動産サービス企業である、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(日本法人はクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(株))が、世界92都市における路面店市場の調査結果を発表しました。
世界で最も平均賃料が高い小売通りは、米・ニューヨーク5番街で、1平方フィート当たり年間2,000米ドルで、現地通貨ベースで前年同期から7%上昇。
これは日本円・月額坪賃料に換算すると坪単価85万8,000円となっています。
次いで中国・香港の尖沙咀(ツィムシャツイ)の年間1,436米ドル(前年同期比5%低下)。
コロナ前はツィムシャツイが1位だったが、同エリアはコロナ前から賃料が4割超低下したそうです。
3位はイタリア・ミラノのモンテナポレーオーネ通りの年間1,380米ドル(前年同期比7%上昇)。
日本の東京・銀座は年間945米ドル(同5%上昇)となり、全体の6位。
日本円の月額坪単価は40万円で、コロナ前との比較でも、同水準を維持しています。
コロナ前と比較すると、コロナ禍のピーク時には世界の主要小売都市の賃料は平均13%下落。
現在は徐々に回復の途上にあるものの、半年前ほどからは世界経済の停滞によって悪い影響が出始めている、ということです。
株式会社アズワン_小林