昨日に引き続き（株）帝国データバンクさんネタです。
今回は「コロナ融資後倒産」動向調査の結果について。
コロナ禍で多くの中小企業を下支えしてきた実質無利子・無担保融資（「ゼロゼロ」コロナ融資）は、55兆円にも上ります。
2023年3月に利払いを含めた本格的な返済開始を迎える中、返済原資の確保や金融機関からの追加融資が難しかった企業を中心に、最終的に資金繰りに行き詰まり、事業継続をあきらめる倒産が目立っている状況。
2022年に発生したコロナ融資後倒産は384件で、前年（167件）の2.3倍、前年に比べ発生ペースが加速しています。
2020年7月以降の累計では566件で、このペースが続けば今年末には累計1,000件に到達する見込みだそうです。
業種別にみると、2022年で最も多いのは、こちらも建設業の85件。
前年比で3.0倍に増加という状況。
実際の融資額が判明した約180社の1社当たりのコロナ融資の借入額は、平均で約5,900万円。
当初は政府系金融機関からの借り入れが中心だったものの、2022年以降は銀行や信用金庫など民間金融機関から借り入れた企業の倒産が目立っています。
尚、「焦げ付き」＝全体のコロナ融資累計損失総額は推計で約334億9,588万円にものぼるそうです。
二日にわたってのレポート。
物価高、アフターコロナ、、、
いずれにしても、波浪というか、凪というか、我々にとっては不安な回路はまだまだ当分続くということですね。。。
株式会社アズワン_小林