努力は報われるか、否か。
努力したからといって、必ずしも結果が出るわけではない、という人がいます。
努力という「過程」と、成功という「結果」には直接的な因果関係はない。
何も努力せずに成功する人もいれば、どれほど努力しても報われないことも多々あり、と。
シビアですが、真理です。
間違った方向の努力を重ねても、結果はついてこない、という指摘もあります。
どんなに一所懸命努力しても、そのやり方、前提の分析が間違っていれば、あわれ無に帰してしまう。
これまた厳しい、でもこれこそ正しい。
王貞治さんはいう。
「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない。」
ぐうの音も出ないですね。。。

しかし、私は、それでもなお言い切ります。
「努力は報われる」と。
何故なら、努力の本質とは「他人との競争」ではなく、「(今を含めた)過去の自分との競争」だからです。
私たちは、つい自分を他人と比べ、「かなわない」「報われない」と嘆きがちです。
そりゃ、人にはそれぞれ生まれ持った才能、境遇、そして運等々=スタートラインの違いがありますので。
極端に言えば、天才が努力すれば、当然平凡な自分がどれだけ努力をしても敵わない。
あなたがどれだけ努力をしても、他の誰かに「かなわない」「報われない」、なんて状況もあるでしょう。

でも、「努力は報われる」のです。
努力の報酬、それを求める相手は、もし努力しなかった場合の“これまでの自分”です。
一生懸命努力をした、そんな自分を、“これまでの自分”と比べた時に、あなたは必ずわかるはずです。
努力が、これまでの自分を、確実により高く、より先の場所へ連れて行ってくれたことを。
努力を経た“これからの自分”が、たとえ才能や境遇の差で優れた誰かに勝つことはできなかったとして。
それでも少なくとも、「努力しなかった自分」には、100%打ち勝っているはずです。
他人に勝てるかどうか?(=相対評価)ではない。
行動しなかった自分自身を確実に超えられたか?(=絶対評価)、その一点において、努力は間違いなく報われる、のです。

今回、努力をした君たちに。
君たちに私が送る「おめでとう」は、今回の点数や合否にではありません。
成長した君たち=報われた君たちの努力に、私は心からの賛辞を送ります。
株式会社アズワン_小林大祐